マンション売却予定の方必見!マンションが高く売れるタイミングを解説!

「マンションを売却したいけど、どのタイミングで売れば高く売れて儲かるのか」とお悩みの方も多いと思います。この記事では、マンションが高く売れるタイミングや売却に適した時期、マンション売却で儲かった人が日頃から行っていたコツなどについてわかりやすく説明します。

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国土交通省が調査した「不動産価格指数(令和5年5月・第1四半期分)」では、2013年からマンションの価格が右肩上がりに上昇しており、2023年もマンションを高く売りやすい年だと言えます。
しかし、いくら市場全体の価格が上昇しているからと言って、今売れば必ず高く売れて儲かるとは限りません。
マンションを高く売るためには、築年数や時期、金利などいくつかのポイントを考慮しながら売れ時である「最適なタイミング」で売却をする必要があります。

目次

マンションが高く売れるタイミング

この章では、マンションが高く売れるための7つのタイミングについて詳しく説明します。

築年数

築5年未満は新築とあまり変わらない値段が付く場合もありますが、市場に出回る数がとても少ないです。
築5~10年未満は価格も手ごろでも税金面でも有利なため、最も人気があります。
築10年~15年は劣化による修繕費が多くかかってくる時期のため、修理や設備交換のタイミングを見ながら売却の判断が必要です。
相続したマンションは築年数が経っており、この先居室内の修繕費や設備交換費、修繕積立金などの金額も多くかかってきますので、出来るだけ早く売却することをおすすめします。

時期

4月からの新生活に備えて、2~3月が1年で最もマンション売買が活発になる時期です。一方、一番売れにくいのは閑散期の8月です。
不動産会社での売却活動は準備に1~2ヶ月位かかりますので、物件の査定依頼や不動産会社の選定などは12月上旬までの間に行っておいた方が良いでしょう。

経済動向

近隣マンションの売却額相場、株価上昇時、土地価格上昇時、金利が低い時期によってマンションの価格が変わってきます。新築マンションの価格が高騰している時は中古マンションも価格が上昇します。
高く売れるタイミングを逃さないためには、日頃から経済動向に対して高い関心を持っていることが大切です。

住宅ローン

住宅ローンの金利が低金利の時は売り時です。金利が低い時はマンションが売れやすく、金利が高い時は売れにくくなります。
また、マンションの売却益、住宅ローンの残債、査定額などから計算をして、手残りが多いタイミングで売却出来るように、それぞれの金額を把握しておきましょう。

税金

物件の所有期間によって税率が変わります。所有期間が5年を超えて売却をすると、譲渡所得税の税率が約半分になります。
5年未満であっても控除が使える場合もあるので、専門家の意見も聞きながら確認が必要です。

環境

大規模修繕工事後がマンションの売り時です。劣化している外壁や共用部分などを見映えよく修繕するため、購入希望者に綺麗な印象を与えることができます。
また、今後予定されている大規模な区画整理、鉄道の延伸で駅が新設される、大型商業施設の出店など、周辺環境の変化も判断材料となります。

ライフイベント

結婚、出産、転勤、子供の進学、離婚、定年など、今後のライフイベントに合わせた住まいを選ぶ際には、最適な売却と購入のタイミングを選ぶ必要があります。
売却価格だけでなく、売却活動や引き渡しまでの期間なども考慮しながら入念に計画を立てましょう。

マンション売却で儲かった人のコツ

この章では、マンション売却で儲かった人が日頃から行っていた高く売るためのコツを5つご紹介します。まずは試せそうなことから実践していきましょう。

日頃から市場動向の調査をしておく

日頃から市場動向の調査をしておきましょう。
・近隣マンションの売却額相場 
・毎年政府から公表される公示価格 
・毎月公表される住宅ローン金利
・増税や減税の予定 
・国や自治体主催の大規模なイベント 
・近隣の大型商業施設の開業情報
などが主な調査項目です。
政府や自治体のHP、地域のニュースなどを日頃からこまめにチェックしておくことが大切です。

不動産会社の選定は複数を比較する

物件の査定価格は会社によって数十万~数百万の価格差があります。査定依頼は複数の会社に出す様にしましょう。
また、会社や担当者も当たりはずれがありますので、エリアに強い会社なのか、担当者のレスポンスの速さや提案力など、問い合わせや訪問などをしながら比較をしましょう。

売却価格を相場より少し高めに設定する

購入希望者からの価格交渉に流されないよう、売却希望価格と売却希望時期を前もって明確にしておくことが大切です。
値下げ交渉を想定して、相場価格よりも少し高めに設定をしておく、3,980万円などの端数にしておく、などの工夫をしておくと想定していた売却額を下回ってしまうことを防げます。

同じ建物で他の部屋が売り出している時は避ける

自分の部屋より上の階の物件の売却額が下がった場合、下の階はその価格よりも低く設定しなければ売れなくなってしまい、「値下げ合戦」になってしまいます。同じ建物内で他の部屋が売りに出している時は、売却を避けましょう。

売却期間に余裕を持っておく

マンションを売却するためには、準備期間に2~3ヶ月程度、売却期間に3ヶ月から半年ほどの期間が必要です。
焦って価格交渉にすぐ応じてしまうと大きな損をしてしまう可能性がありますので、あらかじめ余裕を持った売却期間にしておきましょう。

まずは専門家へ相談をしてみよう

この記事では、マンション売却で高く売れるタイミングについて解説しました。
不動産仲介会社に売却の相談をする前に、まずは不動産事情に詳しいファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談をして税や手残り金額のシミュレーションなどをしてもらい、自分のライフプランに合った最適な売却を行いましょう。

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この記事を書いた人

■ペンネーム
小泉寿洋(こいずみとしひろ)
■不動産歴
約18年
■保有資格
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、2級ファイナンシャルプランニング技能士、AFP、ホームステージャー1級(LIFE)、終活カウンセラー1級、終活ガイド1級、遺品整理士、相続診断士、福祉住環境コーディネーター2級他
■得意なジャンル
賃貸不動産の仲介・管理、不動産投資、賃貸不動産経営
■簡単な自己紹介
上場グループに所属する不動産賃貸管理会社で賃貸仲介店舗、賃貸管理部門に所属し、社員から部門の管理職まで14年半ほど従事。その後、不動産仲介・リノベーション工事・生前整理・終活サポートの会社を仲間と立ち上げ、現在はフリーランスにて賃貸経営・賃貸管理・終活に関してのアドバイスやコンサルティング、終活セミナー講師、不動産系やFP系のライターなど各方面で活動中。

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