ミドルアッパー層はいくらの戸建てに住める?都内の戸建て相場を比較

ミドルアッパー層が都内で新築戸建てを購入する場合、いくらの戸建てに住めるのでしょうか。都内の戸建て相場から、ミドルアッパー層が住めるエリアを地域別で比較します。

目次

ミドルアッパー層とは

ミドルアッパー層とは、上場企業に勤務している管理職、医者、弁護士など2,000万円前後の年収がある方々を指します。

日本の平均世帯年収が550万円なので、一般家庭よりも経済的にかなり裕福な層といえます。

ミドルアッパー層が買える都内新築戸建

都内の新築戸建て相場は首都圏の中でも一番高く、購入できる年収帯が限られています。新築戸建てなど住まいを購入する場合、一般的には現金だけではなく住宅ローンを使うケースが多く、自己資金と住宅ローンを合算して購入します。

自己資金は、諸費用も合わせて3割程度は必要といわれており、住宅ローンは年収の5倍程度までは借り入れ可能といわれています。

金融機関によって年収などから借り入れできる最大額を決めていますが、明確には公表していませんので、どのくらい借入できるかは不明です。

全期間固定金利型の住宅ローン商品を提供しているフラット35は400万円以上の場合毎月の返済額は35%以下と定められていますので、この数値を参考にしましょう。

引用:フラット35「借入れをご検討の方

年収2,000万円のミドルアッパー層だと、返済額を35%にした場合の年間返済額は700万円です。金利が1.74%の35年間の借入最大可能額は1億5,600万円となり、自己資金の額次第では、2億円近い新築戸建てまで購入ができます。非常にハイクラスのマイホームが購入可能といえるでしょう。

都内の戸建て相場を地域別で比較

不動産情報サイト アットホームにおける2023年9月1日現在の東京都内新築一戸建ての価格相場情報より、都内戸建て相場を見てみましょう。

高級感に溢れた港区

千代田区、中央区とともに都心3区に数えられる港区は、たくさんの大企業の本社所在地となっているエリアです。交通の便が非常に良く、表参道や青山といったファッションの最先端であり富裕層が多く住むエリアがあります。ビジネス拠点でもあり大使館が多く立ち並ぶエリアとして六本木や赤坂、麻布なども挙げられるでしょう。

非常に富裕層が多いイメージがある港区ですが、新築・分譲一戸建て価格相場は1億5,000万円〜2億7,000万円となっています。東京都の中でも、ずば抜けて高い価格となっており、日本を代表する高級住宅街といえるでしょう。

にぎわいのある繁華街 新宿区

新宿区といえば、日本における歓楽街の代表といわれる歌舞伎町を有していますので、非常に治安の悪いエリアと想像する方も多いのではないでしょうか。

JR新宿駅は1日の乗車人数が最も多く非常に人通りの多いエリアです。

しかし、繁華街が多いというのは新宿の一面でしかなく、高層ビルが並んだオフィス街や、江戸の雰囲気や昭和の面影を感じることができる神楽坂などさまざまな魅力があります。

落ち着いた雰囲気の住宅街も有しており、生活にも便利なエリアといえるでしょう。

新宿区の新築・分譲一戸建て価格相場は6,380万円〜2億3,400万円程度と金額の範囲が広い点が特徴です。

新宿の中でも、下落合や高田馬場などは新築・分譲一戸建ての価格が高く、中落合や市谷薬王寺町などは比較的安い価格帯といえます。

おしゃれで閑静な住宅街 目黒区

中目黒や自由が丘などオシャレな人気スポットが多く、青葉台などの高級住宅街を有するのが目黒区です。

治安もよく、緑と住宅や商業施設がバランスよく配置されていますので、非常に住みやすいエリアといえるでしょう。また地盤がしっかりしており、目黒区自体が台地上にありますので、東京23区の中でも比較的地震など災害に強いエリアです。

目黒区の新築・分譲一戸建て価格相場は6,380万円〜1億9,800万円の範囲となっています。

目黒区の中でも駒場や柿の木坂、目黒などは、新築・分譲一戸建ての価格が高く、碑文谷や東が丘などの一部は比較的安い価格です。

高級住宅街 成城を持つエリア 世田谷区

東京23区の中でも2番目に広い面積で90万人以上が生活しているエリアが世田谷区です。

世田谷区エリアの多くは、閑静な住宅街となっていますが、高級住宅街である成城を有しています。

また文化の発信地ともいえる、下北沢、三軒茶屋、二子玉川などもあり、人口や世帯数は東京23区の中でも最も多い人口です。

世田谷区の新築・分譲一戸建て価格相場は6,200万円〜1億8,500万円の範囲となっています。

世田谷区の中でも、成城エリアがやはり価格帯は非常に高く2億円近い新築戸建て価格となっています。

今後2億円を超える新築戸建てなども今後出てくるかもしれません。

喜多見や桜エリアなどは、世田谷区の中でも価格が安いエリアといえ、6,000万円台で新築一戸建てが購入可能といえるでしょう。

観光の街 台東区

台東区といえば、上野や浅草といった観光地を有しています。

歴史が非常に古く、どちらかといえば下町のイメージが浮かび上がるエリアといえるでしょう。

東京都23区の中で最も狭いエリアで、前述したように観光地として有名なので、外国人観光客が非常に多いのも特徴的です。

台東区の新築・分譲一戸建て価格相場は6,380万円〜1億6,000万円の範囲となっています。

台東区の中では、谷中エリアが高い価格帯のエリアで、根岸などは6000万円台での購入が可能といえるでしょう。

ミドルアッパー層はどこに住めるか

東京23区の代表的なエリアの新築・分譲一戸建て価格相場を比較してみました。

特に港区は東京23区の中でも価格帯が高いことがわかります。しかし、年収2,000万円程度の年収があるミドルアッパー層ならば東京23区の中だと、どこエリアでも戸建て新築の購入が可能です。

自分が気に入ったエリアを充分に選択できるといえるでしょう。

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この記事を書いた人

■ペンネーム 
ひむきょう
■不動産歴  
25年(継続中)
■保有資格  
宅地建物取引士    
賃貸経営管理士
上級相続支援コンサルタント
定借コンサルタント
■得意な不動産ジャンル
賃貸管理関係や、不動産売買、戸建て販売などの記事をよく依頼があります。
■自己紹介
不動産歴25年の経験で、賃貸や売買、管理など不動産全般の業務に関わりましたので、幅広いジャンルに知見があります。
初心者から上級者まで、わかりやすく内容の濃い情報を提供します。

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