不動産投資が初めてでも大丈夫!不動産投資家になるためのステップを解説

不動産投資家には、どのようにすればなれるのでしょうか?不動産投資は入居者が入っている限り安定的に収入が得られる魅力的な投資です。しかし、不動産投資家にはどのようにしたらなれるのかは、意外と情報が少ないのが現実です。これから不動産投資家になるためのステップを順番に解説していきます。

目次

不動産投資家とは

不動産投資家とは、マンションやアパートなどの不動産で運用をおこなっている人のことです。不動産投資の収入は2種類あります。不動産を貸し出すことで得られる家賃収入と、値上がりした時に売却して得られる売却益収入です。
不動産投資家がすべて、不動産投資の収益だけで生活しているわけではありません。多くの不動産投資家は別の仕事と掛け持ちしています。会社員や公務員として日々勤務しながら、不動産投資をおこなっている人もたくさんいます。

不動産投資家になるための5ステップ

では、不動産投資家になるためのステップを5つに分けて順番に見ていきましょう。

ステップ1 事前知識の習得と情報収集

不動産投資家へ具体的な行動を起こす前に、まず不動産投資がどういうものなのか勉強することをおすすめします。予備知識もなく不動産会社へ行き、不動産投資をしたいと言っても、不動産会社が説明してくれる内容を理解することすらできないでしょう。不動産投資は専門的な知識が必要な部分も多いです。

では、どのような方法で勉強したらよいでしょうか。

まず、書籍を読むことをおすすめします。メリットはコストが安いということです。また、種類も豊富にあるので、興味ある分野の本を探して読んでみましょう。
最近では、インターネット上にもさまざまなコンテンツがあります。不動産投資家のブログを見るのもよいですし、不動産投資を解説している動画も豊富にあります。
また、不動産会社などが開催するセミナーに参加するのもよいでしょう。

なるべく多くの人の意を聞き、多角的に情報を収集することをおすすめします。

ステップ2 投資計画・資金計画を立てる

ある程度自信がつくまで勉強したら、投資計画と資金計画を立てましょう。
投資計画では投資の目的や目標収益を設定します。また、その目的や目標収益をいつまでに達成するのかという期間の概念も重要です。

そして投資対象も考えます。不動産投資と一言でいってもその投資対象は様々です。区分マンションや1棟アパート、1棟マンションなど、さらに新築なのか中古なのかもとても大きな要素です。

もうひとつ重要なのは資金計画です。不動産投資はローンによる借入をおこなうことが通常です。頭金をいくら用意できて、ローンでいくら借り入れるのかよく考えておきましょう。

ステップ3 不動産会社と物件を選ぶ

投資計画・資金計画ができたら、次は不動産会社と投資物件を選びます。アプローチの方法は2種類あります。

まず、不動産会社を選んで、投資物件を紹介してもらう方法です。各不動産会社の評判や実績などを調べて、信頼できるところを探しましょう。そして不動産会社が取り扱っている投資物件を見せてもらい、気に入ったものに投資をおこないます。気に入ったものがなければ、条件を伝えて希望の物件が出てきたら連絡をもらうようにしましょう。

もうひとつの方法は、投資物件を選んでその物件を取り扱っている不動産会社に連絡する方法です。最近では不動産投資のポータルサイトが存在し、多くの物件情報が一覧で比較しながら見られます。気に入った物件があれば、取り扱っている不動産会社に連絡を取ります。ここで注意したいのは、どんなに物件が良くても、取り扱っている不動産会社の情報も調べてから、連絡を取りましょう。

ステップ4 ローン審査

投資する物件が決まったら、ローン審査を受けて貸金を調達します。金融機関は自分で探すことも可能ですが、不動産会社が紹介してくれることも多いです。

ローン審査では、収入や金融資産をチェックされます。公務員やサラリーマンなど、安定的な収入のある人は比較的通りやすいです。また、頭金をどれだけ多く用意できているかも、審査に影響をあたえます。

金融機関の融資条件もしっかりチェックしましょう。ローンの年限や金利は少し変わるだけで、将来的に大きな違いになってきます。

ステップ5 売買契約と引き渡し、運営

ローンの審査が通り、売買契約を結んで決済を終えれば、晴れて不動産投資家になります。

不動産投資家になると、物件のメンテナンスや運営という業務が発生します。入居者の募集に始まり、契約手続き、物件の手入れなどをおこなう必要があります。

ただし、これらの運営業務をすべて投資家がおこなう必要はありません。管理会社と契約して、報酬を支払う代わりにやってもらうことができます。

まとめ

ここまで不動産投資家になるステップを解説してきました。

不動産投資家になり成功するためには、専門的な知識を学ぶことが欠かせません。また、長期的な計画を立てて、確実に実行していく行動力も求められます。さらに損失を被るリスクもあり、それを十分理解する必要があります。誰でも簡単にできるというものではありません。

しかし、正しい道筋で順番通り一歩ずつ進めていけば、必ず不動産投資家になることができます。不動産投資は本業としても副業としても安定的な収入の得られる魅力的な事業です。

あなたも不動産投資家デビューを目指してみてはいかがでしょうか。

記事の監修

景山 一輝
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP、証券外務員Ⅰ種
15年以上金融実務経験のあるFPとして子育て世帯を中心に年間150件以上の相談を対応。資産形成や資産運用を得意とし、住宅・教育資金・老後設計や相続などの相談に対応。また、新聞やWEBの記事の執筆、セミナー講師、金融教育向けのボードゲーム作成なども行う。

メッセージ
現状の資産構成や収入・支出により、未来のお金のプランニングを作成し、投資や金融について必要に応じて初心者向けのマネーセミナーも行い、資産運用・形成の必要性の有無から具体的な対策方法まで提案します。その後、健康診断のように定期的に進捗確認をし、軌道修正の必要はあるかなどのアフターフォローを継続的に行います。

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この記事を書いた人

・ペンネーム:あおや
・不動産歴:12年
・得意な不動産ジャンル:不動産投資(アパート一棟投資)
・保有資格:宅地建物取引士、CFP、証券アナリスト
40代男性。一橋大学商学部卒。
宅地建物取引士、CFP、証券アナリスト。
20年以上、大手証券会社に勤務。富裕層向け金融ビジネス(プライベートバンキング業務)や金融商品の開発業務を担当。
現在は独立、個人投資家としてさまざまな投資を行いながら、金融・不動産ライターとして執筆活動に従事。
不動産投資(アパート一棟投資など)や株式、FXの投資経験は10年以上で、現在も日々実践中。

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